高速道路の料金が地方ですが1000円で使い放題に
ついに地方の高速道路の料金が上限1000円で使い放題という新制度が2009年3月実施されました。去年から続く世界的な不況の影響から、日本でも多くの企業が影響を受けることになり私たちの多くはできるだけお金を節約しようという傾向にあると思います。
実際に不況なので多くの企業で給料が減ったり、ボーナスがカットされたりしておりこのような状況でお金をじゃんじゃん使おうという人はなかなかいないように思います。 しかし、お金を使ってもらわないことには益々国内は不況になってしまいます。
そこで政府は地方高速道路の料金の値下げに踏み切りました。しかもその金額が1000円を上限とするという思い切った制度です。 テレビでも何度か取り上げられており、もっぱら経済効果があるのかどうかということで様々な議論を呼んでいたように思いますが、私はこの制度はいいのではないかと思います。 この制度は高速道路の料金を大幅に値下げすることによって、休日に遠出をしてもらおうというためのものだと思います。今までは難しかった休日での遠出が、1000円でできるとなれば利用する人も多くなるのではないかと考えたのでしょう。
高速道路の料金だけでなく休日のドライブは経済効果が高い
実際にこの制度が実施された最初の休日は、非常に多くの人が車で遠出をしたそうです。
一部の高速道路では利用者数が実施前の同時期に比べて1.5倍になったところなども出てきており、その分だけ多くの経済効果が見込めたと思います。
もともと車というのは経済効果の高いものだと思います。持っているだけでも車検や税金でお金がかかりますが、実際に車に乗ってどこかに移動するとそれらにプラスしてガソリン代や高速道路の料金、タイヤの代金などがかかるようになります。 つまり高速道路を多くの人が利用するだけで、それだけ多くの経済効果が生み出されるというわけです。
しかも休日にドライブにでかけた人の多くは家族や恋人と出かけたと思われます。つまりは出かけた先で食事をしたり、お土産を買ったりなどなんらかの形での支払いをしている場合が多いです。これらもあわせるとやはり大きな経済効果が期待できると思います。
高速道路料金の値下げは誰をターゲット?
高速道路の料金が変わるだけで、実は色々な影響があると思われるのです。特に重要なのがお金に余裕がある人にお金を使ってもらうということです。
お金は天下の回り物というように、お金持ちがお金を使わないのが一番、景気に悪いことだと思います。ところがそういったお金持ちな人ほどケチだったりするのが現実です。
今回の高速道路料金の値下げは、そういった人達にもお金を使ってもらうように働きかけた制度なのかもしれません。